ウィルソン株。
巨大な切り株。
朽ちた天井から差し込む陽の光を、ウィルソン株の中で浴びる。
陽の光が私の中にじわじわとしみこんでいくのがありありとわかる、不思議であり、とても神聖な
感覚におそわれました。
大王杉。
樹齢3000年。
3000年というとてつもない時間を生きてきたとは思えない若々しさで溢れています。
時間の感覚、価値観がなくなった瞬間でした。
夫婦杉。
枝が繋がっている珍しい杉です。右が“夫”、左が“妻”と呼ばれているとか。
長い長い時間をかけて、少しずつ少しずつ手を伸ばして、やっと繋がることができたのでしょう。
想う相手がすぐ隣にいるにもかかわらず手が届かない-そのもどかしさはいかばかりか。
想いを重ねて、やっと繋がることができたなら、どうかいつまでもずっとひとつでいれますように。