バルセロナ旅日記 3日目(その1)

今日もバルセロナは日差しが強く眩しい。

今日はTiと私で、郊外のアウトレットモール、ラ・ロカ・ヴィレッジへショッピング。
「何買っちゃう!?」
カンペールの靴は外せないよね!!」
と朝から大盛り上がりの私たち。

行きは仕事前のJちゃんが車で送ってくれた。
車内Jちゃんは、「Tチャン、ムダヅカイばっかりして、ホントにシンジラレナイヨ~!!」を連発。
Tは「そう?それにしてもいい天気だね。」とか言っちゃって半分しか聞いてない。

道に迷いながらも、ラ・ロカ・ヴィレッジに到着。
この後仕事のDavidは結局食事もできないまま、
「絶対にムダヅカイしちゃダメだよ!!tacacoroもね!!約束!」と言い残して慌てて帰っていった。
ありがとーJちゃん。だけどそんな約束はできないんだよねー、と心の中で言いながら、笑顔で
バイバ~イ!!

女だけの時間スタート。ショッピング開始!
この、ラ・ロカ・ヴィレッジの雰囲気は日本にあるアウトレットモールと殆どかわらない。
街並みがややヨーロッパ風といえば風かな・・・という程度。

買い物大好きな私たちは、何かにとりつかれたかのように、次から次へと店に入り、試着を繰り返した。
お互いにダメ出ししたり、似合うと思うものを勧めてみたり。
気心のしれた女同士の買い物ってホントに楽しい。
久々におそろいのもの何て買ってみたりした。
日本じゃ絶対しないけど、そんなことも楽しくて仕方ない。
「ちょっとだけ」買い物するつもりだったのが、ワタクシ靴を7足もご購入・・・。

大きな袋をいくつも手に持ち、、電車に乗ってTの家までルンルンで帰った私たち。
さらに、Jちゃんが留守なのをいいことに、復習という名のもと、買ってきたものを床に並べて、もう一度自己満足。
あー、これだから、買い物ってやめられない。
女ってたのしーと思う瞬間。
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               ↑買ってきたもの。の一部。
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# by odekakesuki | 2006-01-20 00:50 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 3日目(5)

午後8時を過ぎてもまだ明るいカダケスの海沿いを3人でのんびり散歩して、景色を堪能する。
心がお腹いっぱい-そんな贅沢な気分で満たされる。

結構な距離を歩いたら、本当にお腹がすいてきた私たちは、海辺のレストランに入った。

このお店のオススメをJちゃんが店員さんに聞いた。
「何がオススメだって~??訳して訳して。」と待ちきれない私がお願いすると
「鍋ごはん、だって。」

鍋ごはん!!

その響きに私はイチコロ。
ワインを飲みながら、その「鍋ごはん」が運ばれてくるのを待った。
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これがその鍋ごはん。
期待通りの見た目と期待以上の美味しさ。

今日一日の楽しかったデキゴトを話しながら、鍋ごはんをいただく。

心もお腹も満腹になった。

今日見た景色たちは、きっといつまでも私の心に居続けるだろう-。
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# by odekakesuki | 2006-01-16 00:29 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 3日目(4)

続いて目指すは、コスタ・ブラバ(スペイン北東部地中海沿岸のリゾート地域)にある、カダケス。
ここは、南フランスをはじめヨーロッパ各地から観光客がたくさん訪れる人気のリゾート地。
かの名匠ダリも愛したといわれる、街並みが大変美しい、海沿いの街。
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空と家。青と白。
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「おうち」と呼びたくなるようなかわいらしい家。
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見下ろした海はこれまで見てきたどの海よりも澄んで透明だった。
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# by odekakesuki | 2006-01-13 00:42 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 3日目(3)

Jちゃんが私たちを連れて行きたかったのは、ここSANT PERE DE RODES。
ここは西暦800年代後半(確か・・)から、1850年頃(おそらく)まで修道院であった。今は観光用に一般に公開し、当時の様子を知ることができるよう、博物館になっている。
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建物の中に一歩足を踏み入れると、静けさと厳かな雰囲気に心が研ぎ澄まされた気分になる。
この修道院の歴史に関するものが展示されているので、私たちはひとつひとつ見てまわることにした。
が、解説を読もうとした時、Tが言った。
「わお。スペイン語とカタルーニャ語とフランス語の解説しかないじゃん!英語の解説は基本でしょ。強気だね~。」
そう、英語の解説がなかったのだ。
もう私ははお手上げ。そんな私のためにJちゃんとTが所々を訳してくれた。
もちろんパネルだけでなく解説用のムービーもスペイン語。映像だけ楽しもうと思ったら、Jちゃんが「俺は何度も見てるから。」と言って隣で全部日本語に訳してくれた。
2人の優しさに感謝。

ひととおり建物の中を歩き回った私たちは外を散歩することにした。

一生忘れられないだろう美しい景色ばかりだった。

高台からSANT PERE DE RODESを望む。
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いつかどこかで見たことがあるような気がした風景。
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時間が経つにつれて、明らかに青が濃く深くなっていった空。
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# by odekakesuki | 2006-01-05 02:53 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 3日目(2)

山道を登りきった瞬間、私の中にとびこんできた地中海と空に思わず息を飲んだ。
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どんな言葉にしたらこの色を表現できるのだろう。
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# by odekakesuki | 2005-12-28 11:53 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 3日目(1)

本日のスケジュールはJちゃんプロデュース。

寺院や古城が大好きなJちゃんはどうしても私たちに、というよりTに見せたいところがあるらしい。
寺院とかいった類に全く興味のないTは「行きたくな~い。」とぶーぶー文句を言っているが、私が行きたがっているということで話はまとまり、まずはJちゃんオススメの修道院に向かってJちゃんの車に乗り込んだ。

スピードメータもエアコンも壊れたJちゃんの車でハイウェイを走ると、バルセロナの街中とは全く違う緑の景色が目に飛びこんでくる。
開けた窓から入り込む風もとてもキモチイイ。

太陽をさんさんと浴びるオリーブ畑、間近に見えるピレネー山脈など、目に入るものにいちいち感動しながら、目的地の修道院に向かってJちゃんの車は山道を登っていった。
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# by odekakesuki | 2005-12-28 11:10 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 2日目(その3)

お腹いっぱいになった私たちは、バルセロナの街中へ繰り出す。

まずは、カザ・バトリョ。

こんな美しい曲線と何ともいえないやわらかい色合いで建物を造ってしまったガウディに、ただただ感心する。
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Jちゃんにガイドをしてもらいながらグラシア通りを3人で歩く。
古い伝統的な建物を活かして店舗として利用している街中を歩くと、ヨーロッパにきたことを実感する。
景色を堪能しつつ、もちろんブランドのお店は漏れなくチェック。
私たちがお店に入るたびにDavidは「また!?いい加減にしなよ。」と同じセリフを繰り返していた。
それにしても、思ったより人が少なく通りは閑散としている。
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「いつもこんなもん?」とTに聞いてみると、みんなバカンスで避暑地にでかけているがいつもはもっと人で溢れているとのこと。
ちょっとラッキーな気分になる。

とはいえ、ランブラス通りはさすがに人が多い。
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歩きつかれた私たちはカフェでひと休み。
そういえばさっきTが、別のカフェに貼ってあったポスターを見ながら、
「見て。これね、“アイスティーあります”って書いてあるの。最近になってやっとアイスティーが普通に飲めるようになったよ。」
と言っていた。
・・・??アイスティーが普通に飲めるってどういう意味??と思っていたところ、Tiがアイスティーを頼んだら、ポットにティーバックを入れた紅茶と、少しだけ氷をいれたグラスが出てきた。
「これがアイスティー?!」と驚いて私が言うと
「そうなの。アイスティーを注文すると大概のお店ではこうやって出てくるんだよ。氷がすぐ溶けちゃってぬるいからおいしくないの。だから最近観光客用に敢えて“アイスティーあります”ってポスター貼ってあるところがあるんだよ。」とのことだった。
普通に飲めるってそういうことだったのか。新鮮な驚きだった。

ひとやすみして、元気になった私たちは海方面へ向かって再び歩き出す。
ここスペインは夜8時でもまだ日本の4時くらいの明るさだ。
時間はいつでもどこでも等しく過ぎていくが、太陽の昇っている時間が長いと、何となく一日が長く感じられて幸せな気分になる。

屋台をのぞいたり、大道芸人を見たりしながらマレーマグナムへ到着。
ここは、日本のお台場のような感じ。歴史的建造物が並んでいた今までの通りとは違って、埋立地には現代風のデパートや映画館お洒落なレストランや小さな遊園地などが並んでいて家族連れやカップルで賑わっていた。すぐそこが海なのが気持ちいい。
そのデバートの中にある、日本でも人気の“MANGO”に入ったTと私は、バーゲン品を発見し、試着しまくって、お互い2点ほど購入。うーん、やっぱりショッピングってホント楽しい。
スペインまで来て洋服を買うつもりは全くなかったんだけど・・・、楽しかったからよしとしよう。

景色を満喫し、買い物までしちゃって大大大満足なTと私+ずっとつきあわされて疲れ果てたJちゃんは地下鉄で家に向かった。

地下鉄の駅からTomomiたちの家に向かう途中、サグラダ・ファミリアの前を通った。
昼間とは違う、厳かで重厚な雰囲気のなサグラダ・ファミリアに暫くの間吸い込まれた。
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長くて充実した一日が終わった。

今日も楽しかった。
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# by odekakesuki | 2005-12-27 17:40 | タビ(ガイコク)。

スペイン旅日記 2日目(その2)

広いグエル公園を歩き回った私たちはお腹ぺこぺこ。

JちゃんとTのいきつけのお店に連れて行ってもらう。
観光客のいない地元の人ばかりが集まるお店だった。

Jちゃん曰く、「ボリュームがあって味は悪くない。その割りに安い。」というのがお薦めの理由とか。

早速店内へ。

CAFEという感じでもファーストフードという感じでもないし、決してきれいではないしサービスも良さそうな感じではないがなぜか居心地のいい感じのお店。

メニューを見る。

うーん・・・全くわからない。・・・・あたりまえか。

Tが、「私のスペイン語の勉強にもなるから。」といって数十種類はあるスペイン語のメニューをひとつずつ読んで、かたっぱしから説明してくれた。
説明が終わるまで、ゆうに10分はかかったけど、Tのそういう優しさがとっても嬉しい。

結局私はその中から、前菜:ガスパチョ、メイン:ウサギのにんにく煮込み、デザート:自家製プリンをチョイス。これにパンがついた。
「ウサチャンなんて食べれな~い。」
とブリブリしてみたものの、何よりもせっかくスペインに来たからにはここならではのものを食べるぞ!と気合を入れた。

料理を待っている間、Jちゃんにこのお店のランチョンマットを見るように言われた。
サグラダ・ファミリアの絵が描いてある、どうって事ない紙のランチョンマット。
だけど、よーく見ると「2027年完成予想図」の絵が描かれていた。
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「えー!?サグラダ・ファミリアって出来上がるまで後200年くらいかかるんじゃないの??」
ってJちゃんに聞いたら、
「そう言われてたけどね、結局もう石職人がいないんだよ。だから、機械で石を削って機械で積み上げていくしか方法がないんだ。どんなに時間がかかっても職人さんの手でひとつひとつ作り上げていったほうが絶対にいいものができあがるんだろうけど。時代が変わっちゃったんだよ。」
とのことだった。
そうだったんだ。全然知らなかった。
時代が流れて技術が進歩しても、だからこそ作れないものもあるんだと、少し寂しく思った。

そんなこんなで料理がはこばれてきた。
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↑ウサギ。

ウサギは骨が多かったものの、くさみもしつこさもなくおいしく食べれた。
鶏肉のような感じ。

全体的に味が濃かったけど、おいしかった。
やはりスペインて何を食べても美味しいじゃないか!!!

お腹いっぱいになった私たちは、バルセロナの街中に繰り出すことにした。
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# by odekakesuki | 2005-11-14 00:29 | タビ(ガイコク)。

スペイン旅日記 2日目(その1)

Tも私も大寝坊。起きたらお昼になっていた。

でも、やりたいこと、行きたいところは盛りだくさん。
ひとつでも削ってなるものかと予定どおり行動にうつす。

本日の予定は、まずはアントニオ・ガウディで有名なグエル公園<PARC GUELL>。

でかけようとして、バックに荷物を入れて準備している私にTからお達しが。

「一目で観光客ってわかるから、バックは持って行かないで。必要なお金はポケットに。
 余計なものは持たない。これ重要。」

というわけで、50ユーロ程ジーパンのポケットに入れて、Jちゃんの車で一路グエル公園へ。
グエル公園は、観光客で賑わっていた。
同じヨーロッパ人のようでも地元の人なのか観光客なのかは、Tの言うとおり持ち物でわかる。

バルセロナは日本より陽射しが強く、まぶしい。
太陽の光を浴びながら、グエル公園から海と空を臨む。
スペインは10年ぶり2度目の訪問だけど、10年前と同じように空の青さに心奪われた。

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Jちゃんの話によると、グエル公園は、ガウディのスポンサーであるグエル氏が、イギリスのガーデンシティを手本としてバルセロナに田園都市をつくろうとして、ガウディに建設の要請をしたそうだ。
しかし、グエル氏の死去や資金不足などが原因で未完に終わってしまったとか。

もし完成していたらおそらく今のグエル公園とはまったく別のすばらしい空間になっていただろうが、私は、おじいちゃんとおばあちゃんが手を繋いで散歩できる、バルセロナの青い空の下、おひさまのにおいのする空気をお腹いっぱい吸える、このグエル公園が大好きだ。

市場になるはずだった場所の天井。
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周囲と調和して違和感は全くないのに、よく見ると不思議な柱。
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# by odekakesuki | 2005-09-26 15:51 | タビ(ガイコク)。

スペイン旅日記 1日目(その3)

バルセロナ空港に到着。

Tは、
「あ~。なんだかんだいってやっぱり帰って来たって気がするわ。」と、何だか少し嬉しそう。

空港の中は多種多様の人種で溢れかえっていたが、アジア人はどこを見回しても
わたしたちだけだった。

・・・遠くへきちゃったな~。と改めて実感。

Tから
「ここいる間は、常にバックとか持ち物気をつけるようにしなきゃだめだからね!」
と念をおされた。

-そうだった。飛行機の中でも何度も言われていたにもかかわらず、すっかり忘れていた。
  安全はあたりまえじゃないんだった。
 
平和ボケしている自分に改めて気がつく。


迎えに来てくれる予定のTの旦那さんを待っていると、遠くの方から、

「と~も~~ちゃ~~~~~~~~~~~~~ん」

という声が聞こえた。

と思ったら、190cmちかくある大柄な男性がTに向かって走ってきたと思った瞬間、
ぎゅぅぅぅぅぅぅっとTを抱きしめ、ぶちゅぅぅぅぅと熱いキスをした。

彼がTの旦那さん、Jちゃん。
彼は、スペイン人と日本人のハーフで、日本にも留学していたことがある。
日本語はかなり上手で、現在観光ガイドが生業。
外見は思いっきりスペイン人だけど、日本人以上にshyで、はにかんだ笑顔がかわいい彼。
すぐに仲良くなれる気がした。

Jちゃんの車でバルセロナの街へ。
天気曇り。
第一印象は空気が少し誇りっぽい街かな・・・といったところ。
街中では、あちこちでPiso(マンション)が建設中。
日本以上にPisoがひしめきあっていた。隣は丸見えだろうなー。

コンビにはどこにもないし、いわゆる商店は殆ど閉まっている。
バルセロナでは、だいたい8月の3週間は夏休み期間に入り、多くの人が、どこかへ
バカンスにでかけるのがいわゆる定番らしい。
商売よりも、余暇を楽しむことを大切にするお国柄を羨ましく思った。

そんなこんなで、やっとTとJちゃんのできたてのPisoに到着。
ほぼ丸一日眠っていなかったTと私は倒れこむようにお布団の中へ。
ながーい一日がやっと終わった。

そしていよいよ明日からスペインでの毎日が始まる。
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# by odekakesuki | 2005-09-21 23:57 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 1日目(その2)

スペインには日本からの直行便がないということで、乗り換えの地、フランスはシャルルドゴール空港に到着。

着陸態勢に入った時の激しい揺れで、すっかり酔ってしまったTは超グロッキー。
乗り物酔いとは一切無縁の私は、乗り換え便であるエアフランスの搭乗口のベンチに座り、イケメンフランス人に見とれていた。

すると突然、南米人風のキュートな女性に話しかけられた。

・・・?????????????。

私が理解できたのは、フランス語でも英語でもないとうことだけ。
とりあえず片言の英語で聞き返してみたら、今度は彼女が???という感じだった。
あせって固まった私は、隣でぐったりしていたTをたたきおこした。
するとT彼女と普通に会話を始めた。
やっぱりスペイン語かー。

後でTが聞かせてくれた話によると、日本にとても興味をもっていること。だけど日本に行くにはチケット代が高すぎてなかなかいかれない事。オオニシさんという知り合いがいること。そしてこれからの旅先の話、などなどを話してくれたそうだ。

スペイン語を全く勉強していない私が、スペイン語が理解できないのは当然のことだが、人で溢れかえる空港の中で、せっかく私に話しかけてくれたのに、何を聞かれているかさえもわからないのは、少し残念なことであった。

エアフランスの機内では私の隣は、これまたフランス人の小さな男の子。とってもかわいい。
あまり見かけないアジア人に興味を持ったようで、ちらちらと私の様子を伺いながら恥ずかしそうに「ボンジュール!」と挨拶してくれた。
話しかけられたのはとても嬉しかったにも関らず、フランス語もわからない私は、「ボンジュール・・・」と返事するのが精一杯。この後の会話が続けられないのがわかっていたから、彼となんとなく目を合わせることができなかった。

今までの旅は、ツアー旅行で、しかも日本語が話せるガイドが同行する旅が殆どだった。もしくは、日本語が通じたり、片言の英語でなんとかなる国ばかり旅してきた。
日本語でも英語でもない言葉が溢れる場所に行ったら、現地の言葉でコミュニケーションをはかるのはいたって当然のことである。
そんな当たり前の事をすっかり忘れていた。
裕福な日本人観光客のおかげで、多くの国で、金になる日本人観光客用に日本語がわかる地元の商人がいたり、ホテルや空港には日本人そのものがいる。
どこに行っても日本語はそれなりに通用するといった、大きな勘違いをしていた。
自分をとりまいていた世界の狭さを実感したひと時であった。

飛行機はあっという間に、バルセロナに到着した。
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# by odekakesuki | 2005-09-07 17:36 | タビ(ガイコク)。

バルセロナ旅日記 1日目(その1)

バルセロナに住む学生時代の友人Tの家を訪ねることを決めたのは、春のこと。

Tが日本人とスペイン人のハーフである旦那さんと、スペインはバルセロナに住むようになって早4年。
ずっと、Tが暮らすバルセロナをこの目で見て感じたいと思っていた。
そしてやっと、このタイミングで、忙しいTの都合と私の休みが上手く重なった。
この機会を絶対に逃すものかと、夏に必ず実行できるよう、私にしては珍しく早い段階から最優先でスケジュールを組んでいった。
私の今年の一大イベント。
今年の夏は楽しむぞ!!

そして8月。
ついに実現する日がやってきた。

「久々に両親に顔を見せようと思って。」と私が出発する日に一緒にスペインに発てるように、日本に帰国していてくれたTと一緒に一路スペインへ。

Tとは1年ぶり。
1年も間があけば話題はてんこ盛り。
久しぶりの会話に笑いが絶えることなく、2人で喋り続ける。

そんなたわいない会話の端々から、Tは日本の政治、流行、映画、ドラマに至るまで、私よりずっと詳しく知っていることがわかった。以前の彼女は、日本にいた時も常に海外に目を向けていたし、アメリカに留学していた時も、オーストラリアで働いていた時も、その国にどっぷり浸っていて、日本にあまり興味はない様子だった。
そんなTの変化は私にとってとても新鮮。
そんな感想を正直に彼女に伝えると、
「そうだね。私は、いろんな国を旅したり、何年か住んでみたりということを繰り返してきたでしょ。
 これまでは、いつか日本に帰る、帰れるっていう気持ちが、私の中のどこかにあった。
 だけどね、この何年間か実際スペインで暮らしてきて、スペインで暮らすことが旦那にとって
 1番幸せだということが良くわかって、スペインにきっと永住することになるってことをなんとなく
 感じてるし、そうなるんだってことをあえて自分に言い聞かせててさ。
 そうなるとね、不思議と日本のことがすごく知りたくなるんだよね。」

と言った。

「それってさ、スペイン人として生きていこうってこと?」

と聞いたら、

「やめてよー。私は、ずっと日本人だよ。スペイン人として生きたいと思っても
 生きられないし、私は日本人としてこれからも生きていきたいの。
 日本から遠く離れて、そこで生きていくことを決めて、初めて日本人でよかったって
 思えたんだ。」

と言っていた。

それから、昼の3時に強盗に襲われた話もしてくれた。
大通りから一本入った道を歩いていたら、後ろからいきなり羽交い絞めにされて首を絞められたとのこと。
バックを狙っていることがわかったから、バックを放り投げて何とか難を逃れたらしい。
午後3時に道路で首を絞められる-日本では考えられないできごと。

日本人として生きていくこと決めても、日本人のまま生きていくにはかなり厳しい状況が日常に溢れる環境。
そこで生きていくことを決めたTは今まで以上に強く逞しく、そしてやわらかくなっていた。

この旅でTと一緒に過ごす時間は、これまでの私の旅にはなかった角度で、いろいろなものを私に見せ、感じるさせてくれることになる。
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# by odekakesuki | 2005-09-05 00:53 | タビ(ガイコク)。

29th Yokosuka Friendship Day - OPEN BASE

ちょっと前になりますが、米軍横須賀基地を一般の人々に開放する、年に1回のイベント
「フレンドシップ・ディ」に行ってきました!

テロを警戒しての、厳重な荷物チェック&金属探知機を使ったボディチェックを経て、
一歩足を踏み入れるとそこはまさに異国。
空気の匂いも、太陽の光もついさっきまでとは違うものに感じます。

気分はすっかりプチバカンス。

深呼吸して周りを見渡すと、あちらこちらで夏の空に映える「色」が目に飛び込んできました。

青。
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赤。
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黄色。
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同じ色でも、周りの景色が変るとこんなにも鮮やかに見えることにちょっぴり感動の瞬間でした。
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# by odekakesuki | 2005-08-25 00:21 | オデカケ。

無言館

鮮やかに生い茂る緑の中、静かに佇む「無言館」に行ってきました。

この「無言館」には、戦没画学生の作品や彼らの写真、そして戦地から家族や恋人へ
宛てた手紙等が展示されています。

夢と才能に溢れた当時の若者たちの、短かったけれど、それでも懸命に生きた生き様を
知ることができます。

戦闘服を着てにっこりと笑う彼らの笑顔に切なさがこみ上げます。
戦地から「元気だよ。心配はいらない。体に気をつけて。」と、自分のことよりも、
大切な誰かを思いやる手紙に胸がしめつけられる思いがします。

なぜ彼らが命を落とさなければならなかったのか-。

戦争の悲しさ、おろかさが、じわじわとそして確実に、見た人の心に響きます。

2度と同じ過ちは繰り返してはいけないと強く思います。

すべてはほんの60年前のできごと。

60年前の8月を決して忘れてはいけない、色褪せないよう後世に伝えていかなけ
ればならないと思わずにはいられません。


『無言館』
〒386‐2113 長野県上田市大字古安曽字山王山3462   
TEL&FAX:0268-37-1650
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# by odekakesuki | 2005-08-24 15:57 | オデカケ。

雨の島 屋久島(5)

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私の屋久島の旅の終わり。

初めての一人旅でした。
空の色も、雨の音も、緑のにおいも、すべて私だけのもの。
誰にも何にも気兼ねすることなく、行きたいところに行き、見たいものを見て、眠りたいときに眠る、全ての時間と意識を自分自身に注げる贅沢を満喫。

と同時に、私の日常である、大勢の人に囲まれ時間に追われる東京での生活が、実はとても幸せであるということを改めて知ることにもなりました。

私を囲む人、モノ、全てに感謝。

いつもより、ちょっとだけ遠くから自分を見ることができたこの屋久島の旅に来てよかった。

明日から、どういう私の毎日が始まるのでしょうか。
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# by odekakesuki | 2005-08-11 22:47 | タビ(ニホン)。

雨の島 屋久島(4)

縄文杉とわかれて下山した後、車でお昼寝。
慣れない登山の疲れと、窓から入り込む風のここちよさで、“ストン”という音が聞こえるくらい
あっという間に眠りに落ちました。
午後4時。
少し西に傾きかけた太陽の光で目を覚まします。
なんとなく快晴の海が見たくなり、昨日までとは別人のように晴れわたった空のもと、
海を目指して車を走らせました。

光がこぼれた海。
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透明。
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# by odekakesuki | 2005-08-09 12:39 | タビ(ニホン)。

屋久島 縄文杉へ(5)

10時57分。

遂に縄文杉とご対面。

「わぁっ・・・。」と思わず声がもれました。

縄文杉にやっと出逢えた感動とあまりの迫力に、息が苦しくなります。
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(写真をクリックすると拡大写真が見れます)



見上げると、貫禄のある太い幹に比べたら随分と若くて細いたくさんの枝が、
太陽に向かって力強くのびていました。
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言葉にならない、説明のできないキモチでいっぱいになり、
随分と長い間、縄文杉から離れることができませんでした。
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# by odekakesuki | 2005-08-08 18:13 | タビ(ニホン)。

屋久島 縄文杉へ(5)

ウィルソン株。
巨大な切り株。
朽ちた天井から差し込む陽の光を、ウィルソン株の中で浴びる。
陽の光が私の中にじわじわとしみこんでいくのがありありとわかる、不思議であり、とても神聖な
感覚におそわれました。
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大王杉。
樹齢3000年。
3000年というとてつもない時間を生きてきたとは思えない若々しさで溢れています。
時間の感覚、価値観がなくなった瞬間でした。
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夫婦杉。
枝が繋がっている珍しい杉です。右が“夫”、左が“妻”と呼ばれているとか。
長い長い時間をかけて、少しずつ少しずつ手を伸ばして、やっと繋がることができたのでしょう。
想う相手がすぐ隣にいるにもかかわらず手が届かない-そのもどかしさはいかばかりか。
想いを重ねて、やっと繋がることができたなら、どうかいつまでもずっとひとつでいれますように。
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# by odekakesuki | 2005-08-06 22:57 | タビ(ニホン)。

屋久島 縄文杉へ(4)

トロッコ道を歩ききる。

いよいよ、本格的な山道です。

道なき道を進みます。

途中、立ち止まって耳を澄ましても、何も聞こえません。

生で溢れる静の空間。

太陽が光をそそぐ音が聞こえてきそうなほどの静寂が、どこまでも広がっていました。
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# by odekakesuki | 2005-08-01 23:10 | タビ(ニホン)。

屋久島 縄文杉へ(3)

延々と続くトロッコ道をひたすら歩きます。

黙々と歩く幸せをかみしめながら。

自分のペースで、見たいものを見て感じたいものを感じる、贅沢な時間です。

見上げたら、見えた景色。
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肩越しに見えたもの。
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# by odekakesuki | 2005-07-31 00:10 | タビ(ニホン)。

屋久島 縄文杉へ(2)

トロッコ道。
それほど遠くない昔、こんなにも山深いところに、人々の生活があったことに驚きます。
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どこまでも続きます。


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透明な水が流れていました。
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# by odekakesuki | 2005-07-29 23:45 | タビ(ニホン)。

屋久島 縄文杉へ(1)

やった!!!!!

快晴。

ただただひたすら快晴。

前日までの大雨のおかげなのか、空はどこまでも澄んで、高くそして果てしなくひろがっています。
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朝4時に起きて荒川登山口を目指します。

6時55分。

縄文杉への第一歩を踏み出しました。
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# by odekakesuki | 2005-07-29 11:29 | タビ(ニホン)。

雨の島 屋久島(5)

雨は一向にやむ気配がありません。

-1ヶ月に35日間雨がふる島- 屋久島。

これが本来の屋久島の姿なのかもしれません。

雨は、山の緑を静かにそしてさらに深く息吹かせています。
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# by odekakesuki | 2005-07-28 23:20 | タビ(ニホン)。

雨の島 屋久島(4)

はじめて見た、私には斬新な光景。

海辺の牧場。

いつもと変わらず雨が降る中、いつもと同じように草を食む牛。

いつも変わらず穏やかに流れているであろう時間。風景。
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# by odekakesuki | 2005-07-25 23:45 | タビ(ニホン)。

雨の島 屋久島(3)

山道で何度もサルたちに遭遇。

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道路でなにやら談笑(?)中。

車を止めて、彼らのおしゃべりが終わるのを待ちます。

どうぞごゆっくり。
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# by odekakesuki | 2005-07-25 14:38 | タビ(ニホン)。

雨の島 屋久島(2)

雨が降ってきました。

空もどんよりと曇っています。

なんとなくと行きたいと思う方向に車を走らせ、なんとなく気になった場所で車をとめる、
そんな気ままなドライブです。

誰もいない海岸。

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ほんの少しずつ異なる青が奏でるグラデーションに、しばし心を奪われます。
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# by odekakesuki | 2005-07-21 15:26 | タビ(ニホン)。

雨の島 屋久島への旅(1)

小さいことにイライラしながら毎日をすごしている自分がイヤで、
日常から離れた場所で、自分をもう一度見つめなおしたくて、
ずっと昔から惹かれていた縄文杉に会いに、屋久島への一人旅を決行しました。

初めての一人旅。 

鹿児島から飛行機を乗り継ぎ、屋久島へ到着。
天気曇り。
想像していたより、ずっと涼しい。

海岸から程近いところにそびえたつ山々を目の当たりにして、
屋久島に来たことを実感。
深く、重厚な緑の空気が島全体に溢れていました。
ついに念願の屋久島に来たのだと、改めて感動。
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レンタカーを借り、早速島内探検に。
レンタカー屋のお兄ちゃんから教えてもらった食堂で、お勧めの旬のトビウオを注文。

島の小さな食堂には、穏やかで、初めてここにきた私にもどこか居心地のよさを感じさせる、
この島ならではの時間が流れていました。

-私のいつもの、時間に追われる生活とはあきらかに流れる時間の速さは違うけど、
 これでいい。これがいい。
 この時間の流れにあわせよう。-

そんなことを思いながらながら待っていたら、やっと運ばれてきました、トビウオ定食。

「でか~いっ!!ホッケ?」
というのが最初の感想。
こんな大きなトビウオ始めて見ました。
ちょっと感動~。
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小骨は多いけど、これぞトビウオ。
肉厚で油ののった、今まで食べたトビウオとはまったく違うトビウオに大満足。

お腹はいっぱい、テンションもますます高まり、

-よし!出発だ。

気合を入れて、レンタカーのエンジンをかけました。

私の旅の始まりです。
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# by odekakesuki | 2005-07-18 21:55 | タビ(ニホン)。

ナニガミエルの?

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彼女とはどこに行っても何をしても
ホントに楽しいのです。

私には見えないものも
彼女にはきっと見えているのでしょう。

今日は何が見えたの?
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# by odekakesuki | 2005-07-18 21:37 | ソノタ。

オデカケが大好きです。

街が好きです。旅が好きです。

オデカケが大好きです。

私が訪れた場所、おいしかったご飯、素敵だと思った空間を、

勝手に紹介するジコマンブログです。
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# by odekakesuki | 2005-07-15 20:07 | ゴアイサツ。